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火災現場の清掃作業の内容は?必要な資格についても


火災が発生し無事に消火できたとしても、その後には火災現場の清掃が待っています。火災現場で発生する煤のなかには様々な物質が含まれており、健康被害の恐れがあったり、汚れや臭いを完全に取り切るのは難しいです。そのため、火災現場は規模に関わらず、個人で対応するのではなく、業者に依頼するのが推奨されます。

今回は火災現場の作業内容や、火災現場の復旧に必要な資格について解説していきます。

火災現場清掃の流れは?


火災現場清掃は、業者によって細かい清掃方法や流れは異なりますが、大まかに以下のようになっています。

・残置物や燃えがらの撤去・ゴミの処分

火災現場の清掃は、残置物や燃えがらの撤去からはじめます。家具や建具など燃えてしまったものを片付ける作業で、種類別に分別・仕分けをしていきます。貴重品は確保し、灰はスコップなどですくって袋詰めして、分別したものをそれぞれ火災現場から搬出します。

火災現場で発生したごみを処分していきますが、火災から発生した「火災ごみ」は有害物質が含まれている可能性があるため、普通ごみとして処分することができません。そのため、「特別管理廃棄物」として処分することになります。

特別管理廃棄物として処分するには、「罹災証明書」が必要になります。罹災証明書は、火災にあったことを証明するもので、管轄の消防署に発行してもらいます。

・解体作業

火災現場の片付け作業では大抵の場合、解体作業が必要となります。内装の一部や建物そのものなど、解体工事の内容は火災の規模や状況によって異なります。

内装解体では、焼け焦げてしまった表面の建材を剥がし、内装材まで剥がしていきます。焼け焦げた壁や内装材には有害物質が含まれているおそれがあるため、基本的にすべて剥がします。また、後述しますが煤の焼け焦げた臭いをとるためにも、内装の解体が必要となります。

建物の大半が焼失してしまったら解体工事が必要になります。倒壊や健康への悪影響など近隣への危険などから、早急な対応が求められることが多いです。解体工事自体は一般的なものとほぼ同様ですが、焼け残った残骸の処分費用が高いため、通常の解体工事に比べて費用が高くなる傾向にあります。

・煤除去

火災現場では、出火時の勢いで壁や天井などあらゆる場所に煤が付着しています。内装材や換気扇の中などにまで入り込んでいるケースも多いです。

業者による煤除去は、拭き掃除などである程度取り除いた後、一般的にヤスリやグラインダー(電動工具)を使用して煤の部分を削り、薬剤でコーティングして臭いを閉じ込めます。

消臭・消毒作業

火災の焼き焦げた臭いは煤が原因であり、表面上を綺麗にするだけではなかなか取り切れないものがほとんどです。換気することで消臭することも可能ですが、窓を開けての換気だけでは、完全消臭するのに数ヶ月〜数年かかってしまいます。

そのため、業者の多くは消臭に、有害物質も除去できるオゾン消臭を使用します。オゾン消臭では部屋の広さにもよりますが、1週間〜10日ほどで完了します。オゾン以外にも煤除去専用の薬剤や消臭剤を使用して、消臭・除菌を施していきます。

火災現場の片付けに必要な資格とは?


火災現場の清掃には様々な作業が含まれます。その中には特別な届出や資格が必要な作業も。ここでは火災現場作業で必要とされる資格について、各工程でご紹介していきます。

・残置物や燃えがらの撤去

火災によって発生したごみは「火災ごみ」と呼ばれます。火災現場で発生した火災ごみには煤が付いています。煤が付いたものを地中に埋めてしまうと土壌汚染となるため、通常のごみとしては扱われず「特別管理廃棄物」となります。

ただ、火災で発生した火災ごみすべてが特別管理廃棄物にあたらない場合もあります。受け入れ側の判断によって見解が変わります。まずは罹災証明書を発行し、火災ごみをいつ、どこに出し、どのように分けていくのかなど、行政と事前に打ち合わせすることが必要です。

そして、火災現場で発生したごみや燃え殻を撤去する際には、下記の資格が必要です。

  • 特別管理産業廃棄物収集運搬許可証
  • 一般廃棄物収集運搬業許可証

※産業廃棄物での処分ではありません。

ただし、火災現場の清掃業者が必ずしもこれらの資格を所持していないといけないというわけではありません。火災現場の片付けをする業者が現場の火災ごみを分別し、「特別管理産業廃棄物収集運搬許可証」「一般廃棄物収取運搬業許可証」を所持する会社が処分するケースもあるためです。

・解体作業

火災現場では、ボヤ程度でも壁紙剥がしや建材の解体といった解体作業が発生します。解体作業は、建築法を知らずに行うと大きな建物被害、人的被害が発生するおそれがある危険度の高い作業です。

そのため、解体業には「建設業許可」「解体工事業者の登録」が必要です。解体工事業者の登録があれば、請負費用が500万円未満の解体工事であれば行うことができます。ただし、500万円以上の工事を受ける場合は、建設業の許可を取得しなければなりません。

なお、解体工事業者の登録には技術管理者の配置が必要であり、技術管理者は下記の資格のうち一つを取得している人が選任されます。

  • 建築士
  • 建設機械施工技士
  • 土木施工管理技士
  • 建築施工管理技士
  • とび・とび工
  • 解体工事施工技士

・煤除去

煤の性質上、火災現場では壁や天井など高い場所にも煤が付きます。通常家庭の天井高は2.2mであり、高い場所の煤除去にあたっては、2m以上の高さで行う作業「高所作業」が必要となります。

労働安全衛生法では、「高さ2m以上の箇所で作業を行う場合には、作業床を設け、その作業床の端や開口部等には囲い、手すり、覆い等を設けて墜落自体を防止することが原則」と規定されており、事故防止と安全対策を図るため、高所作業の従事者は特別教育の受講が義務付けられています。

・消臭作業

火災現場で消臭・脱臭作業を行うために必要な資格は特にありません。ただ、火災による焼け焦げた臭いは消臭がとても難しく、高い消臭技術が求められます。一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会が定める「脱臭マイスター」などの民間資格を取得している業者であれば、完全消臭を提供できる技術があると判断できるでしょう。

なお、消臭作業を行う際に、壁や天井に特殊コーティング法を使う場合は高所作業の資格が必要になります。

いかがでしたでしょうか?

弊社ロードでは、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。

対応エリアは関東1都7県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県・群馬県・栃木県・茨城県】となっています。一部対応していない地域も臨機応変に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたします。ぜひロードまでお問い合わせ下さい!


火災現場の清掃や煤除去、火災ごみの処分方法は?



火災はどこか自分と遠いところで起こるもの、自分の身には降りかからないもの、と思っている方も少なくはないでしょう。しかし、どんなに火災予防や対策をしていたとしても、自宅やオフィス、近隣から発生する可能性は決してゼロではありません。

それでは、火災が発生した後の片付けなどはどうすればよいのでしょうか? 今回は火災現場の清掃や煤除去、火災ごみの処分方法についてまとめました。

火災現場の掃除、煤除去は個人?業者?



不幸にも火災にあってしまったら、火災現場の掃除や後片付けはどうしたらよいのでしょうか?火災に遭遇する機会が何度もあるという人は多くありません。個人で対応すべきなのか、どういった業者に頼むべきなのか、見当もつかないという方もいるでしょう。

一言で火災現場といってもその現場の被害は幅広いです。例えば、ガスコンロから出火してキッチンまわりを焦がしてしまったケースや、たばこの不始末で室内の一部がちょっと燃えてしまったケース、建物全体に火が周り半焼~全焼してしまったケースなど様々。

早期に鎮火し、比較的被害範囲の狭いボヤ被害程度で抑えることができれば、家具の処分や清掃など自力で片付けることも可能です。

煤除去も煤が少量であれば、個人で掃除できます。お湯に溶かした重曹やエタノールをスポンジに付けてこすれば落とすことができます。ただ、ボヤでも火の勢いで煤が部屋の至るところに付着していることもあります。煤掃除の範囲が広かったり、焦げ臭さが取れない場合は業者にお願いしましょう。

一方、半焼や全焼の場合は、内装もしくは建物全体の解体が必要となることが多く、個人だけで対応するのは難しいため、業者の力を借りることになります。

ただ、火災の規模は問わず、基本的には自分で清掃せずに業者へ依頼することがおすすめされます。物が燃える際に発生する煤は焦げ臭さの原因で、かつ有害物質のため吸引してしまうと健康に悪影響を及ぼすおそれがあるためです。

業者による火災現場の清掃は?



火災現場の清掃内容は、業者によって細かい清掃方法や流れは異なりますが、主に以下のようになっています。

・残置物や燃えがらの撤去
火災現場の清掃は、まず残置物や燃えがらの撤去からはじめます。火事現場から、家具や建具など燃えてしまったものを片付けます。灰はスコップなどですくい袋詰めし、火災現場から搬出します。

・解体作業
火災の規模にもよりますが、内装の解体や建物そのものを解体することになります。内装解体では、焼け焦げてしまった表面の建材を剥がし、内装材まで剥がしていきます。焼け焦げた壁や内装材には有害物質が含まれているおそれがあるため、基本的にすべて剥がします。

また、建物の大半が焼失してしまったら解体工事が必要になります。倒壊や健康への悪影響など近隣への危険などから、早急な対応が求められることが多いです。解体工事自体は一般的なものとほぼ同様で、解体業者に依頼することになります。ただ、火災現場の解体は、焼け残った残骸の処分費用が高いため、通常の解体工事に比べて費用が高くなる傾向にあります。

・煤除去
火災現場では煤が発生し、出火時の勢いで壁や天井など部屋のあらゆる場所に付着してしまいます。内装材や換気扇の中などにまで入り込んでいるケースも多く、そうなると個人だけでは完全除去は難しいです。煤は前述の通り、焦げ臭さの原因かつ有害物質ですので完全除去の必要があります。

業者による煤除去は、拭き掃除などである程度取り除いた後、一般的にヤスリやグラインダー(電動工具)を使用して煤の部分を削り、薬剤でコーティングして臭いを閉じ込めます。

・消臭・消毒作業
最後に建物全体を消臭・消毒します。
窓を開けての換気だけでは、完全消臭するのに数ヶ月〜数年かかってしまいます。そのため、業者の多くは消臭に、有害物質も除去できるオゾン消臭を使用します。オゾン消臭では部屋の広さにもよりますが、1週間~10日ほどで完了します。オゾン以外にも煤除去専用の薬剤や消臭剤を使用して、消臭・除菌を施していきます。

そのほか、火災現場の清掃や解体を専門としていたり、実績が豊富にある業者は知識・経験があるため、不動産や保険会社とのやり取りなど、火災後に必要な諸手続きのサポートをしてもらえることもあります。

火災ごみの処分方法は?



自宅が火災にあってしまった時、家具や衣服、建物が燃えてしまうこともあります。規模によっては燃えカスや使えなくなった家具家電など、大量のごみが発生してしまいます。

火災にあった時に発生するごみは「火災ごみ」または「り災ごみ」と呼ばれます。火災ごみは通常の廃棄物とは異なる方法で回収・処理されることがあります。少量であれば通常のごみと同じように、自治体に回収してもらえることも。しかし、大量の燃えかすは自分で処理工場に持ち込むか、あるいは一般廃棄物処理業者に依頼して回収してもらう形になります。

ただ、内装や建物自体を解体する際に発生する廃棄物については、解体工事の元請業者を排出責任者とする「産業廃棄物」にあたります。解体工事という産業活動を通じ、建物がごみに変わったという解釈によるためです。火災現場の場合は煤などの土壌汚染への懸念から特別産業廃棄物での処分であったり、市区町村によっては罹災ごみとして扱われたりすることもあります。

なお、すでに火災によって焼失した建築物の燃え殻は、解体工事という事業活動を伴う前から存在するということで、通常は一般廃棄物としてみなされます。

「火災ごみ」「り災ごみ」については、自治体によっては処分費用の減免制度が設けられています。この制度を受けるためには「罹災証明書」が必要とされるケースが多いので、所轄の消防署に連絡して発行してもらいましょう。罹災証明書は火災の被害規模を証明するもので、火災保険の申請の際などにも必要となりますので、発行を忘れないようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?
今回は火災現場の清掃や煤除去、火災ごみの処分方法についてまとめました。
被害の規模を抑えられれば、火災現場の掃除や煤除去ほ個人でも対応可能です。しかし、健康面や作業効率などを踏まえると、火事現場の後片付けは業者に依頼するのがおすすめされるでしょう。

弊社ロードでは、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。

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火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

住宅火災の原因は? 火災後の片付け、保険についても


火災は全国各地、年間を通して発生しており、令和3年は1日あたりおよそ96件もの火災が発生しました(総出火件数35,222件)。そして、全火災のうち建物火災の出火件数が最も多く、その数は1万 9,549 件(対前年比 184 件増)。(出典:総務省消防庁「令和3年(1~12月)における火災の状況(確定値)について(令和4年10月28日)」

今回は建物火災のなかでも発生件数の多い住宅火災について、出火原因や火災後の片付け、火災保険についてです。

住宅火災で多い原因は?


消防庁の調査によれば、建物火災について火元建物の用途別での出火件数ほ、住宅での火災が1万936件と最多で、全体の55.9%を占めます。うち、一般住宅が33.0%で、共同住宅が17.1%となっており、一軒家火災が大半であることが分かります。

住宅火災の要因としては、こんろ(16.1%)、たばこ(11.1%)、ストーブ(7.6%)によるものが多くなっています。こんろによる火災は、全火災のなかでも7.6%を占めています(2,678件)。こんろの種類別では、ガスこんろによる火災が2,247件と最も多く、出火原因の多くは消し忘れによるもの(1,154件)。(出典:総務省消防庁「消防白書 令和4年版」

こんろの消し忘れは、スマホゲームや電話、宅配便の受け取りなど少し離れてそのまま忘れていたり、調理後にちゃんと消せていなかったりなどです。

こんろで熱した油が加熱され続けて高温になると、白煙が上がり炎が発生し、火災となります。その他、こんろの近くにあるものに着火したり、煮物などを調理するにあたって長時間加熱すると水分が蒸発して高温となり、焦げ付いた食材から発火するおそれもあります。

また、天ぷらを揚げた後の天かすや、油汚れを拭き取ったクッキングペーパーなどから自然発火した事例もあります。これは熱を持った油が空気中の酸素と反応して発熱し、温度が上昇することで発火します。

こんろや家電も多いキッチンは、家の中でも火災の危険性が高い場所と言えます。キッチン火災を防ぐため、火の取り扱いには注意して、日頃からこんろ周りを片付けたり、油汚れを掃除するようにしましょう。

自宅で火災が起こってしまったら


どんなに火災に用心していたとしても、100%必ず防げるわけではありません。

万が一火事になってしまえば、大切な家や財産、思い出までも燃えてしまいます。また、様々な手続きや燃えてしまったものの片付けなど後処理も発生します。

早期に鎮火し、比較的被害範囲の狭いボヤ被害程度で抑えることができれば、家具の処分や清掃など自力で片付けることも可能です。しかし半焼や全焼の場合、業者の力を借りずに原状回復をするのは不可能です。被害範囲が狭いといえど火事であることには間違いなく、適切な処理が求められます。

下記では、個人でできる火災の後片付けをご紹介します。

煤掃除

物が燃える際に発生する煤は、炭素の微粒子で付着した部分が黒くなります。焦げ臭さの原因で、かつ有害物質のため吸引してしまうと健康被害にあう恐れがあります。

早急な煤除去が望まれ、少量の煤であれば、自分の手で掃除することも可能です。煤は、お湯に溶かした重曹やエタノールをスポンジに付けてこすれば、十分落とすことができます。

ただ、ボヤでも火の勢いで煤が部屋の至るところに付着していることもあります。煤掃除の範囲が広かったり、焦げ臭さが取れない場合は業者にお願いしましょう。

不用品の処分

燃えてしまったり、煤がついて焦げ臭くなってしまったりと、使用不可となってしまった家財や建具を処分します。火災等によって使用不可となった家財は「り災ごみ(火災ごみ)」と呼ばれ、その処理法は自治体によって異なります。自治体のサイトや電話で確認してから処分しましょう。量が多い場合や自治体ど受け入れていない場合などは、業者への依頼も視野に入れましょう。

消臭

煤除去の後は消臭作業が必要です。ボヤ程度であれば、部屋中を乾拭きしたり、1週間~1ヶ月換気すれば焦げ臭さを取り除けます。確実に消臭するために、リフォーム可能で金銭的余裕があるなら床や壁を張り替えるのも選択肢のひとつです。リフォームが必要となる場合もあります。

火事の程度によっては、個人での後片付けも可能ですが、適切な処理が求められますので、無理せず業者への依頼も検討しましょう。

なお、煤除去については、火災保険に加入していれば、ほとんどの場合保険適用となります。煤汚れによる家、家財の損害も火災保険で補償されます。しかし、火事の匂いに関しては火災保険で支払いがなされませんので要注意です。

火災保険とは


上記で火災保険の補償について少し触れました。家を購入したり、借りる際に火災保険の話が出ますが、「火災保険は必要なのか」 と思う方も少なくはないでしょう。

そもそも火災保険とは、建物や家財が受けた損害を補償する保険です。火災や落雷、爆発などで、建物や家財が損害を負ったときに保険金が支払われます。

火災保険の補償対象は、「建物」と「家財」の2通りで、それぞれの内容は以下の通りです。

  • 建物:建物本体、門、塀、車庫、物置、設置済みのアンテナなど
  • 家財:建物内の家具・家電・衣服・貴金属 など
    一個または一組の価格が30万円を超える貴金属や宝石、骨董品などは、契約時に申告して保険証券に明記されていれば補償の対象となります。

火災保険の補償対象は「建物のみ」「家財のみ」「建物+家財」の3パターンから選択します。

建物のみを補償する火災保険に入っていた場合、火事で自宅が燃えてしまい、家具や家電、衣類など家財に損害が発生しても補償は適用されません。そのため、買い替え費用は自己負担となりますので、万が一の買い替え費用を貯蓄から捻出するのが難しいのであれば、火災保険の補償対象に家財も含めておきましょう。

なお、住宅ローンを組んで戸建て住宅を購入する場合は、火災保険は必須となります。建物部分を補償する火災保険への加入が、住宅ローンの融資条件であるためです。

火災保険は、火災だけではなく、台風や洪水などの自然災害による損害にも備えられます。一軒家に住む人は特に、火災保険への加入がおすすめされます。

いかがでしたでしょうか?

上述のように、住宅のなかでも一軒家は火災の発生件数が多くなっており、住宅ローンの問題からも、戸建て住宅に住む場合は、火災保険の必要性は高いといえるでしょう。より安心したマイホーム暮らしをおくるため、補償範囲や保険金額などを適切に設定した火災保険に加入することがおすすめです。そして、こんろなど火の扱いには注意し、キッチンをはじめとした家の掃除、片付けをして、火災への対策を施しましょう。

弊社ロードでは、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。

ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

新年のご挨拶


新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、社員一同心より御礼申し上げます。

2022年は前年から引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大が止まらず、私たちの生活に大きな影響を与えました。さらに、新型コロナが感染拡大して以降、始めてインフルエンザが全国的な流行期に入り、医療提供体制がひっ迫しているとの報告もあります。医療従事者をはじめとする多くの方々がコロナ禍を乗り越えるため、日々尽力されていることに深く敬意を表します。

2023年は卯年(うさぎどし)で、六十干支では「癸卯(みずのとう)」にあたります。うさぎは、穏やかで温厚な性質から「家内安全」や、ぴょんぴょんと跳躍する姿から「飛躍」「向上」の象徴とされています。他にも「卯」は茎や葉が成長する様子を表すため、大きく成長する年、新しいことに挑戦するのに最適な年とも言われています。

そして、「癸」は一つの物事が収まり次の新しい物事に移ろい始めていることを意味します。「癸卯」は、これまでの区切りがつき、努力が実り成長し、次に向かって大きく飛躍ような年になると考えられます。

いまだにコロナの脅威が続きますが、一方で社会が「ウィズコロナ」のフェーズに移行し始め、人出・経済も回復傾向にあります。今年は、コロナ禍の影響により続いた苦しい状況から「飛躍」「向上」する年となることを願っております。

コロナ禍によって在宅時間の増加やテレワークへの移行など生活様式が変化し、火災の発生原因もそれに伴い変化が見られました。火災は私たちの身近なものから発生するものであり、いつ火災に遭遇してしまうか予測できないものです。火災にあえば誰しも動揺してしまうものです。私たちはそんな皆様の「いざ」に備え、しっかりお役に立てるよう日々質が高く安心なサービスの提供を考え、実行しております。

弊社としてもコロナ禍により大きな影響を受けましたが、皆様のご愛顧に支えられ昨年も無事に過ごすことができました。本年も社員一同、皆様にご満足頂けるサービスを提供できますよう、心がける所存でございます。そしてより良いサービス向上を図り、社員一丸となり、さらなる「飛躍」「向上」を目指し、日々の業務に取り組んでまいりたいと存じます。

何卒昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。

皆様にとっても新しい年が素晴らしく飛躍する年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2023年元日
株式会社ロード
社員一同 

年末年始は火災が増える? 家庭・事業所の防火対策とは


各地では、消防署や消防団が12月下旬から1月上旬頃に、年末年始に火災予防運動や火災特別警戒が実施されています。消防警備体制の強化が図られるほか、消防車が警鐘を鳴らしながら火災に対する注意喚起を図るなどの活動が行われます。

こうした火災予防の運動が行われるのは、年末年始のシーズンは火災リスクが高いとされているためです。今回は年末年始の火災について見ていきます。

年末年始は火災リスクが高い?


冬は空気が乾燥し、暖房器具や火気を使用する機会が多くなるため、火災の発生件数が増える季節でもあります。実際、令和2年の四季別の出火件数では、春季(3月~5月)、冬季(12 月~2月)の出火件数が多く、総出火件数の57.6%を占めます。そして出火原因の多くが、タバコ、暖房器具、配線機器となっています。

年末年始は何かと慌ただしくなり、火の取り扱いに対する注意がおろそかになりがちに。さらに、休日が多く旅行や帰省などで長期間家を空けたり、事業所も無人となることがほとんどで、住宅をはじめとした建物火災の危険が高まります。

外出前や就寝前はもちろんのこと火を扱う際は十分注意を払い、身の回りの火災予防を徹底し、火災のない年末年始を過ごしましょう。

家庭における防火対策とは?


それでは、家庭での火災予防の方法を見ていきましょう。

家庭では、年末年始は特に調理に使う火や暖房器具などを使用する頻度が増えます。火のそばに物が多かったり散らかっていると、火が近くのものに燃え移ってどんどん火が広がってしまうおそれがあります。燃えやすいものは火気から離し、不要なものは片してしまいましょう。また、火を使用する際は服に火が燃え移らないよう、袖や裾が触れないようしたり、防火エプロンを着用するなどしておくと安心です。

暖房器具は定期的に点検を行い、調子の悪い器具は専門業者に見てもらうか、新しいものに取り替えましょう。不調なものを使い続けたり、誤った使い方をすると火災につながるおそれがあります。また、たこ足配線をしたり、コンセント付近にほこりが溜まったり、差し込みが不十分な状態で電化製品を使用すると火災が発生する危険もありますので、電気配線にも注意が必要です。

また、昨今はコロナ対策として家庭でも消毒用アルコール製品を使用することが増えました。消毒用アルコール製品も、引火しやすい危険物であるため、使用時はもちろん、貯蔵・移し替えの際は火災への注意が必要です。​

大掃除の機会に家の中を清掃・点検し、上記でご紹介したような火災につながるおそれがあるものを排除していきましょう。その時に、住宅用火災警報器の点検も行い、不調な場合は取り替えましょう。

事業所における防火対策とは?


ここでは事業所における防火対策を見ていきます。

年末年始は、百貨店や旅館、飲食店などの事業所においては人の出入りする機会が特に多くなる時期です。こうした事業所では、繁忙のため火の取り扱いがおろそかになってしまうことも少なくありません。そして、ひとたび火災が発生すると多大な被害が予想される場所でもあります。消防設備の設置、保守点検、火災時における初期消火や避難設備・体制の管理等の徹底・強化を図りましょう。

火気使用設備・器具などが可燃物と接触、接近している場合、火災につながる危険がありますので、しっかりと離れているか確認します。また、キッチンがある事業所ではこんろ上部の天蓋、ダクトの油汚れなどを放置していると、そこから火災が発生するおそれがあります。日ごろから清掃を心がけ、閉店後の喫煙場所の清掃・管理を徹底しましょう。

年末年始が休日になり無人となる事業所では、定期的に巡視を行うことで火災予防をしましょう。

火災後の煤除去とは?


どんなに火災予防を講じていたとしても、火災に遭う可能性は決してゼロではありません。

火災が発生すると、大量の煤(スス)が発生します。ボヤ程度でも、出火時の勢いで壁や天井など部屋中に煤が付着したり、キッチンの換気扇やレンジフード内、エアコン内部などに煤が入り込んでしまうケースもあります。

煤は、黒い微粒子で付着した部分の見た目が悪くなるほか、焦げ臭さの原因であったり、有害物質のため吸引してしまうと健康被害にあう恐れがあります。家中が煤だらけになってしまったら、早急な煤除去が必要となります。

少量の煤であれば、自分の手で掃除することも可能ですが、個人で完全に煤を除去するのは、時間や体力が必要で非常にかかるものです。パッと見てわからない場所に煤が付着していたり、煤の範囲が広い場合は完全に煤除去・消臭を自力だけで済ますのは難しいといえます。特に年末年始は何かと忙しい時期ですので、無理せず専門業に依頼するのが良いでしょう。火災保険に加入していれば、ほとんどの場合煤除去の費用も保険適用となります。

いかがでしたでしょうか?

今回は年末年始の火災について見てきました。

年末年始の時期は空気が乾燥して、物が燃えやすく火が広がりやすいという、火災が発生しやすくかつ大規模になりやすい時期です。そのうえ、暖房器具や調理器具など火器を使用する頻度も増えるため火災リスクが高まるシーズンとも言えます。家庭、事業所で防火対策を行い、火災のない年末年始を過ごしましょう。

不幸にも火事に遭遇してしまい、煤の除去にお悩みの場合は業者に頼むのがオススメです。ボヤ程度であっても、業者に依頼することは問題ありません。自らの手で掃除をするよりも、綺麗に素早く煤汚れを取り除くことができ、消臭・消毒作業もしてもらえます。火災の規模によってはリフォームや解体などの作業も必要になります。火災後の後始末をトータルで行っている業者に依頼すれば、各作業で業者を探して依頼する手間を省くことができます。

弊社ロードでは、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。

ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

春・冬は火災が多くなる? 火災後の対応についても


火災は年間を通し、全国各地で発生しています。令和2年中の出火件数は34,691件で、1日当たりでは95件の火災が発生しました。(総務省消防庁「令和3年版 消防白書」

日頃から予防策を施していたとしても、火災の脅威にさらされる可能性は決してゼロではありません。特に、これからの季節は火災が起きやすく、かつ燃え広がりやすい気象条件が揃いやすい日が多くなります。より一層、火災への注意が必要となる季節といえます。

今回は、春・冬に火災が多くなる理由や火災時の対応についてご紹介していきます。

春・冬に火災が多くなる理由?


消防庁が公表している消防白書によれば、令和2年中の四季別出火件数は、春季(3月~5月)、冬季(12 月~2月)の出火件数が多くなっており、総出火件数の57.6%を占めています。

春や冬は空気が乾燥し、風が強い日が多い時季。火災には「空気が乾燥しているときに起こりやすく、風が強いと燃え広がりやすい」という特徴があります。空気が乾燥していると空気中と同様、木材や落ち葉なども水分量が少なくなり、ちょっとした火の元から一気に燃え広がる可能性が高まります。

また、これからの季節に使用頻度が高くなる暖房器具にも注意が必要です。出火件数の構成比をみると、建物火災が全火災の55.8%で最も高い比率を占めており、こんろの消し忘れ、たばこの不始末、電気機器に起因するものが多くなっています。住宅火災の発火源別死者を見てみると、最多がたばこ、次いで電気器具、ストーブとなっています。さらに、月別の出火件数は12月が最も多く、冬期から春期にかけて多く発生していることがわかっています。これから更に寒さが深まり、ストーブをはじめとした暖房器具を使う機会が増えるため、火災リスクが高まる時季であると言えます。

火事が起きた時の動きとは?


ここでは、火災・火事が発生した時の動きをご紹介します。

火事が起こったら、まず「通報」「初期消火」「避難」が原則です。初期消火とは、火が小さい間に鎮火を目指す消火作業のことを指します。

・通報…大きな声で叫んだり、非常ベルを鳴らすなどして隣近所へ異変を知らせます。そして、どんなに小さな火でも119番(消防署)通報します。

・初期消火… 火が天井に達しないうちであれば、消火器や水を使って素早く消火します。出火から3分以内が消火できる限度と言われています。火が天井に達している場合は、自力消火は不可能とされています。

・避難…天井に火が燃え移れば初期消火は困難なので、すぐ避難しましょう。避難する際、延焼を防ぐため、燃えている部屋の窓やドアを閉めて空気を遮断させます。火の勢いが強く危険な場合は、無理をせず避難を優先させましょう。

なお、火事の成長を時間で見ると、おおよそ下記のように成長すると言われています。
・出火〜2分前後:壁板、ふすま、障子などに燃え移る。
・〜3分前後:天井に燃え移る。
・〜5前後:隣合わせの部屋へ延焼、2階へ燃え移る。

火災は非常に短い時間に燃え移ります。ただ、建物の構造などによって火の燃え広がり方は様々で、裸木造の木造家屋は完全に燃え尽きるまで20分前後と言われています。マンション等の耐火建物は、木造家屋に比べると燃え広がる時間は長くなる傾向があります。

鎮火後の火災現場の片付けは?


ここでは、消防による消火作業が完了し、鎮火後の火災現場の後始末について見ていきます。火災の規模により、後始末の方法は異なります。軽いボヤ程度であれば比較的被害範囲が狭いため自力で片付けることも可能です。しかし、半焼から全焼となると、解体・リフォームなどの工事作業が必要となるため、基本的には業者に依頼することになります。

《自分でできる片付け》
火災後、自分でできる後片付けは主に以下の4つ。

①煤掃除
火災現場で発生する煤は、焦げ臭さの原因であり、人に健康被害をもたらす有害物質でもあります。少量の煤であれば、自分の手で掃除することも可能ですが、広範囲に渡っていたり焦げ臭さが取れない場合は業者にお願いしましょう。

②換気・消臭
ボヤであれば煤掃除の後、部屋中を乾拭きしたり、1週間~1ヶ月換気させることで臭いを無くすことが出来ます。完全に消臭するために、リフォームが必要となる場合もあります。

③不用品の処分
燃えてしまったり、煤がついて臭いがついて使用不可となってしまった家財や建具は処分することになります。火災等によって使用不可となった家財は「り災ごみ(火災ごみ)」と呼ばれ、通常のごみとは異なる方法で回収される場合があります。自治体のサイトや電話で確認してから処分しましょう。量が多い場合などは業者への依頼も視野に入れましょう。

《業者に依頼する片付け》
一般的に業者に依頼する、火災現場の後片付けは主に以下の作業です。

①煤掃除
煤汚れが酷かったり、範囲が広い場合は業者に依頼することがオススメされます。業者による煤除去は、拭き掃除などである程度取り除いた後、煤の部分を削ったり、薬剤でコーティングして臭いを閉じ込めていきます。

②消臭・除菌
業者による消臭は、有害物質も除去できるオゾン消臭が使われるケースが多いです。オゾン消臭が完了するまでの時間は、部屋の広さにもよりますが、1週間~10日ほど。オゾン消臭以外にも煤除去専用の薬剤や消臭剤を用いて、消臭・除菌が施されます。

③リフォーム工事
リフォームでは、まず燃えてしまった家財や内装を解体して燃えた箇所を撤去します。焦げ臭さが残っている場合になどは、臭いを閉じ込めるコーティング作業などを施しながら、紙やクロスなどを撤去して下地を清掃・張り替えをして、原状回復を図ります。

④解体工事
半焼〜全焼の場合、燃えてしまった家屋は解体となることがほとんどです。解体工事自体は一般的なものとほぼ同様で、解体業者に依頼することになります。ただ、火災現場の解体は、焼け残った残骸の処分費用が高いため、通常の解体工事に比べて費用が高くなる傾向にあります。

いかがでしたでしょうか?

今回は春・冬に火災が多くなる理由や火災時の対応についてご紹介してきました。

弊社ロードでは、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。不動産や保険会社様とのやり取りが必要な場合も、スムーズに行えるようサポート致します。

ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

火災のことでお困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

冬から火災が増える?出火原因など火災について知ろう


秋から冬は空気が乾燥しはじめ、火災が発生しやすくなります。空気が乾燥しているとちょっとしたことで火が起き、一気に燃え広がってしまうケースも少なくありません。さらに、 暖房器具などや火器を使う頻度も増え、火災のリスクが高まる季節であると言えます。

日常的に出火原因を知り対策を施したり、万が一に備えて火災後の燃え殻の処理や解体についての知識を持っておくようにしましょう。

よくある出火原因


令和3年の建物火災(19,461件)の出火原因の1位は「こんろ(2,603件)」です。こんろ火災は、「ちょっとだけ」と調理中に火をつけままその場を離れたり、つい火をかけたまま忘れてしまったり、ということで発生しているそうです。こんろ周りが整理整頓・清掃されていないと、調理器具等、油が染み込んだ新聞紙や揚げカス等に燃え移ってしまうことがあります。調理中はこんろから離れず、離れる場合にはこんろの火を必ず消すようにしましょう。

またこんろ火災では、調理中にこんろの火が袖口に燃え移ることで起きる「着衣着火」のケースも見られます。長袖など厚着をする冬場や、服装の変化する季節の変わり目によく発生しており、小規模の火災であっても重症化しやすい傾向にあります。調理中は体や袖口が火に触れないよう注意しましょう。

また、これからの寒い季節に活躍する暖房器具も含まれる「電気機器(1,398件)」も出火原因の3位につけます。冬はストーブが活躍しますが、ストーブの中でも電気ストーブは、「火を使わない」ことで、火災になりにくいと思われがちですが実態は異なります。東京消防庁の実験によれば、電気ストーブの前面10cm以内では、ストーブに接していなくても燃えやすい物から発火する可能性が確認されているとのこと。寒い冬に電気ストーブを安全に使用し、安心して過ごすためにも、燃えやすいものを近くに置かない、外出時・就寝時には必ず消すなどを徹底しましょう。

火の燃え広がり方は?


火は驚くほどの速さで広がりますが、空気が乾燥していたり、風が強かったりなどすると、そのスピードはさらに早まります。小さな火元やボヤ程度だった物が、場合によっては建物が全焼したり、周囲の建物にも延焼して多大な被害を出してしまうことも。

火災は出火してから時間とともに大きくなり、火災の規模やその特徴などは火災のフェーズによって異なってきます。火災のフェーズは、「出火」→「初期火災」→「フラッシュオーバー」→「盛期火災」→「減衰期火災」と移っていきます。

  • 初期火災:比較的小さな炎が出火し、緩やかに火炎が成長し周囲の家具などの可燃物に燃え移っていきます。同時に、煙が天井面に煙層を形成し始めます。
  • フラッシュオーバー:初期と盛期が切り替わるタイミングで起きる現象で、突然、室内の可燃物が一斉に着火し、爆発的に燃焼します。これは天井面に広がる火炎や高温の煙の影響で、家具などに次々延焼することで発生します。
  • 盛期火災:フラッシュオーバー以降、部屋全体が激しく燃えている状態となり、室内に可燃物がなくなるまで継続します。
  • 減衰期火災:盛期火災後、可燃物が減り火炎が小さくなり、やがて収束していきます。

火災は非常に短い時間に燃え移り、一般に初期消火が可能なのは、初期火災の段階=天井に火がまわるまでとされています。ただ、建物の構造や耐火性能などによって火の燃え広がり方は様々で、すぐさま延焼して全焼してしまうこともあります。初期火災の段階で避難が完了している必要がありますので、出火に気づいたら自身の安全を第一に行動しましょう。

燃え殻の処理はどうする?


万が一、火事が発生してしまった場合、物が燃えて「燃え殻」や「火災ごみ」と言われるものが出てきてしまいます。

火災現場で発生する「燃え殻」は有害性があるため、特別管理廃棄物とみなされ、一般的な家庭ごみや産業廃棄物と同じように許可なしでは運搬・処理ができません。特別管理廃棄物を収集運搬には、そのための許可が必要、かつ建築リサイクルなど様々な法が複雑に絡み合うため、対応できる会社が非常に少ないです。燃え殻などを回収してもらうときは、許可を持っている業者かどうか確認するようにしましょう。

一般住宅が火災にあった場合、多くの自治体では、火災により生じた廃棄物の処理手数料を減免する制度が設けられています。ただし、火災ごみを建設業許可業者や解体工事登録業者が撤去解体すると、元請業者に処理責任がある産業廃棄物となります。一般廃棄物として処理せず、元請け業者の産業廃棄物として処理をしなければなりません。

なお、工事を伴わずに発生した燃え尽きた残骸を申請者自らが片付けた場合、一般廃棄物に該当する場合があります。しかし、個人で火災後の燃え殻や煤の掃除を行い、完全に煤除去・消臭を自力だけで済ますのは難しいといえます。火災現場の掃除には専門的な技術や知識が必要なことも多く、上述のように燃え殻は有害性があり、煤も有害物質であるため衛生面からも十分な注意が必要となります。そのため、火災現場の燃え殻の処理や掃除は業者に依頼するのが一般的です。

火事後は解体が必須?


火災が発生すれば、一室から建物全体などケースは様々ですが、大抵の場合解体工事が必要になります。では、自宅が火事にあったら必ず解体しなければいけないのでしょうか?

解体するかどうかはあくまでも所有者の判断に委ねられるため、必ずしも解体しなければならないというわけではありません。

しかし、特定の条件下では建物の解体が必要となります。下記の条件に該当する場合、市町村は「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づいて「特定空き家」として指定できます。特定空き家として指定すると、市町村は所有者の許可なしに空き家への立ち入り、空き家の適正管理への指導や勧告、命令ができるようになります。

  • 倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態
  • 著しく衛生上有害となるおそれのある状態
  • 適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態
  • その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

命令に従わなかった場合、50万円以下の罰金が課せられます。また、所有者が対応しないと業者によって解体工事が実施され、その費用は所有者に請求されます。

火事にあった建物が、倒壊の危険性など近隣住民の生活環境に深刻な悪影響を及ぼす状況の場合、所有者は解体工事をしなければなりません。行政から指導・命令が入らない場合でも、放置して近隣に損害を及ぼせば、損害賠償請求をされてしまうことも。そのため、火事にあったら極力解体工事を行う方がよいでしょう。

火災後の建物の解体・撤去は、解体工事会社に依頼するのが適当でしょう。火災後の建物でも、解体工事の基本的な流れは大きく変わらないためです。しかし、燃え殻の処分や煤の対応など専門的な知識・作業を要することもあるため、火災現場の解体や掃除を専門としている会社を選んだ方が安心です。火災後の諸手続きなどのアドバイスをしてくれるところもあります。

いかがでしたでしょうか?

弊社ロードでは、火災現場の消臭・清掃・復旧作業について、ボヤから大規模火災まで対応しております。当社では、特殊清掃などのご依頼も承っており、そこで培った知識・経験を活かし、様々な場面での清掃に幅広く対応しております。お見積もりは無料で承ります。

火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていることでしょう。お困りのことや、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお気軽にご相談ください。ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きます。

そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

火災現場の片付けや業者のサービス内容は?

年間を通して全国各地の火事の報道がなされているものの、どこか自分には関係ないことだと感じている方も少なくはないのではないでしょうか? 総務省消防庁の発表によれば、令和3年における出火件数は、35,077件で、おおよそ1日あたり96件もの火事が発生しています。

いつ自分の自宅や職場か火事現場が火元になるか、また近隣の住宅などからの火事で、もらい火や煤の被害に遭う可能性はゼロではありません。日頃から火事への意識を高く持ち、対策や火事が起きた時の行動をチェックしておきましょう。

今回は火災にあった時の片付け、火災現場の復旧作業の業者などについて見ていきます。

自宅や職場が火災にあったら?


自分の自宅や職場で火災が起きてしまったら、後片付けや清掃などの復旧作業が必要になります。ただ半焼~全焼の場合は、解体することがほとんどのため、下記で詳しく紹介する復旧作業は必要ないこともあります。

火事が起きると、家財や建材が燃え、煤(すす)が発生します。煤は物が燃焼した際に発生する、煙や灰に含まれる炭素の微粒子のことで、ボヤ程度でも出火時の勢いで、壁や天井など部屋中に煤がついてしまいます。また、火元ではない場合でも煤が家に入り込んでしまうこともあります。

煤はたくさん集まると黒くなり景観を悪くするだけではなく、焦げ臭さの原因となったり、有害物質のため吸引してしまうと健康被害にあう恐れもあります。火災現場を再び使えるように復旧するには、早急に煤除去が必要となります。

火災現場の復旧には煤除去以外にも、残置物の撤去や不用品の処分、建物の焦げの除去、消臭・除菌などが必要です。程度によっては個人の力だけで対応可能ですが、個人で火災現場の片付けを行うには時間や体力が必要で、かつ規模が広い場合は完全に煤除去・消臭を自力だけで済ますのは難しいといえます。

また、安全性への配慮も視野に入れると、専門の知識や経験を持つ業者に依頼することがオススメされます。自らの手で掃除をするよりも、綺麗に素早く煤汚れを取り除くことができます。また部屋全体の掃除や、消臭作業もしてもらえます。大きな火災の場合は解体工事から始まり、業者によってはリフォーム工事を請け負っていることもありますので、火災後の後始末をトータルで行っている業者に依頼すれば、各作業で業者を探して依頼する手間を省くことができます。もちろん、ボヤ程度であっても、業者に依頼することは問題ありません。

火災現場復旧業者のサービス内容


火災の復旧作業は被害状況により異なります。全焼の場合であれば、燃えてしまった家屋を解体することになります。解体工事自体は一般的なものとほぼ同様です。ここではボヤ~半焼の場合についてみていきます。

1.残置物の撤去

火災現場では、燃えた家財や建具や、煤や焦げ、臭いがついて使用不可となったものが出てきます。まずは、こうした残置物を撤去していきます。火災によって使用不可となった家財は「り災ごみ・火災ごみ」と呼ばれ、自治体によっては処分費用の減免制度を設けている場合があります。

2.煤除去/清掃

火災現場では黒い煤が発生し、壁や天井など部屋のあらゆる場所に付着してしまいます。煤は前述の通り、焦げ臭さの原因かつ有害物質ですので完全除去の必要があります。

業者による煤除去は、拭き掃除などである程度取り除いた後、一般的にケレンやスクレーパーという道具を使用して煤の部分を削り、薬剤でコーティングして臭いを閉じ込めます。建物の強度によって、グラインダーという電動工具を使用して削りとるケースもあります。

3.消臭、消毒

消臭には、有害物質も除去できるオゾン消臭を使用する業者が多くなっています。オゾン消臭が完了するには、部屋の広さにもよりますが、1週間~10日ほど時間を要します。オゾン以外にも煤除去専用の薬剤や消臭剤を使用して、消臭・除菌を施していきます。

4.内装工事・リフォーム

半焼ともなると天井や壁、床などが燃えてしまい、リフォームが必要となることがほとんど。燃えてしまっていなくとも、煤による焦げ臭さが取れない場合にはリフォームの対応を取ることもあります。

リフォームでは、まず内装を解体して燃えた箇所を撤去していきます。場合によって臭いを閉じ込めるコーティング作業などを施しながら、紙やクロスなどを撤去して下地を清掃・張り替えをして、原状回復を図ります。被害状況によって、一部もしくは全面リフォームします。

業者の選び方のポイントは?


火災現場の清掃は、程度によっては個人だけで行うことも可能です。しかし、自分で行うと健康被害のリスクや、完全に消臭・除菌しきれないこともあるため、火災現場の清掃・復旧作業を専門としている業者に頼むことがおすすめです。

では、いざ業者に依頼するとなった時、どのような業者を選べばいいのでしょうか? 安心して任せられる業者を選ぶため、清掃や消臭技術の高さと合わせ、下記のポイントもチェックすると良いでしょう。

■料金(見積書)の内容が明瞭

明確な料金体系がホームページなどに掲載されているか確認しましょう。料金を提示していない業者や、相場とかけ離れた料金の業者は、不当に高額な請求をされてしまう可能性があるため、要注意です。

また、前述の通り、火災ごみは普通のごみとして処分することができませんが、自治体によってはごみ処理費用の減免制度があります。こういった知識をきちんと持ち合わせ、教えてくれる業者であれば費用面でも安心して任せることができるでしょう。

■火災保険会社とのやりとりを対応してくれる

火災現場となった建物が火災保険に入っている場合、申請をすれば保険金を受け取ることができます。しかし、火事が起きたあとは突然のことで動揺していたり、精神的・肉体的なショックも大きく、手続きや書類のことまで頭が回らない状態の方も多くいらっしゃいます。業者の中には、火災保険会社とのやりとりまで対応してくれたり、手続きに必要なことを相談できるところもあります。

■必要な免許を持っているか

火災現場の復旧作業の中には、専用の免許や資格が必要な作業があります。無用なトラブルを避けるためにも、依頼しようとする業者が専用の資格を保持しているか、賠償責任保険等の保険に加入しているかなど事前に確認して、安心してお願いできる業者を選びましょう。

<火災現場の復旧作業に必要な免許・資格の例>
  • ・解体業
  • ・一般廃棄物収取運搬業許可証
  • ・産業廃棄物収集運搬許可証
  • ・特別管理産業廃棄物収集運搬許可証

いかがでしたでしょうか?

今回は火災にあった時の片付け、火災現場の復旧作業の業者などについて見てきました。

弊社ロードでも、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。難しい現場でも多くの特殊清掃をしてきた実績を持っていますので、積み重ねてきた技術と知識を駆使して、迅速にそして丁寧に作業させていただきます。ボヤ程度から大規模火災まで迅速に復旧できるよう手続きのアドバイス含め、最後まで精一杯お力になります。不動産や保険会社様とのやり取りが必要な場合も、スムーズに行えるようサポート致します。

ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

火災と乾燥の関係とは? 小さい火元にも要注意!

火災・火事はよくニュースでも取り上げられていることもあって、季節関係なくいつでも発生しているものだと感じられている方も多いでしょう。実際、火事は1年を通して発生しており、いつ自分の身に降りかかるかわかりません。

ただ、火事は時期によって発生件数に差が見られ、特に空気が乾燥してくる季節になると、火事の件数は増加していきます。令和2年の冬期(1月・2月・12月)の火災件数は9,509件と全体の約27%となっており、またまだ空気が乾燥している春期(3月・4月・5月)では10,742件と全体の3割を占めています。(出典:総務省消防庁「消防統計」)

空気が乾燥しているとちょっとしたことで火が起き、一気に燃え広がってしまうケースも少なくありません。万が一にも、自分の身に火事の危険が及ばないようにするため、火事について認識を高め、普段から対策を講じおきましょう。

今回は火災と乾燥の関係や、火の燃え広がり方、火事の対策についてみていきます。

火災と乾燥の関係とは?


火災は、「空気が乾燥しているときに起こりやすく、風が強いと燃え広がりやすい」という特徴があります。

空気が乾燥していると空気中と同様、木材や落ち葉なども水分量が少なくなります。水分量多いものより少ないものの方が火が付きやすくなるため、ちょっとした火の元から一気に燃え広がる可能性が高まるのです。降水量が少なく空気が乾燥し強風が吹く時期である3~5月は、林野火災が発生しやすくなっています。

そのため、火災の対策をするにあたっては、湿度が重要となります。最小湿度が約25%、実効湿度が約60%より低くなると、乾燥して火事が発生しやすくなったり、発生した火事が広がりやすくなると言われています。「最小湿度」とは、一日の中でもっとも低い(最小)湿度のこと。「実効湿度」とは、屋外に置かれた木材などの乾燥の程度=燃えやすさを表す指数です。実効湿度は当日だけではなく、数日前からの湿度を考慮に入れて算出されます。気象庁では、最小湿度や実効湿度をもとにして「乾燥注意報」を発表し、火災への注意を呼びかけています。

乾燥注意報が呼びかけられたときは、火災への意識をより一層高く持ちましょう。また、天気情報のサービスやアプリで、天気や気温だけではなく湿度の情報にも目を向けるようにしておくといいかもしれません。

火の燃え広がり方は?


火は驚くほどの速さで広がり、物や建物を燃やしていきます。たとえ、小さな火元やボヤ程度だったとしても、場合によっては建物が全焼したり、周囲の建物にも延焼して大火になる恐れも。では、火の燃え広がり方はどのようなものなのでしょうか?

火事の成長を時間で見ると、おおよそ下記のように成長すると言われています。

  • ・初期消火の時期:出火してから2分前後で、壁板、ふすま、障子などに燃え移る。
  • ・消防隊による消火活動:天井に燃え移るまで2分30秒前後。
  • ・消防隊による消火活動:5分後には隣合わせの部屋へ延焼、2階へと移っていく。

火災は非常に短い時間に燃え移り、一般に初期消火が可能なのは、天井に火がまわるまでとされています。ただ、建物の構造などによって火の燃え広がり方は様々です。

【木造家屋】

木造家屋は、裸木造だと20分前後で完全に燃え尽きると言われています。出火から最盛期まで平均約7分間、防火造りでは平均約17分間かかります。

【耐火建物】

マンション等の耐火建物は、木造家屋に比べると空気の流通が少ないため、燃え広がる時間は長くなる傾向があります。その代わり大量に発生する煙が特徴で、煙に巻かれないよう注意が必要です。

掃除も火災予防の一つ!


火災は大事な住まいや家財から、時として私たちの命も奪いかねません。乾燥してくる季節になると、火災リスクは高まります。しっかりと火事への対策や予防策を施しておくことが、自分自身や家族の命、家財を守ることにつながります。

家庭でもできる火災予防は以下のようなものがあります。

  • ・住宅用の火災警報器や消化器を設置する
  • ・寝具やカーテンに防炎製品を使用する
  • ・ガスコンロや家電製品を正しく使用する
  • ・寝タバコをしない、火のついたタバコを放置しない
  • ・たこ足配線をしすぎない、コードの断線を防ぐ

上記のほか、家の掃除や整理整頓を行うことも火災予防の一つになります。

家の中が物で溢れている場合、タバコやコンロなどの火が引火しやすくなります。また、引火しやすいだけではなく、ものが散乱し周囲に燃えやすいものが多ければ、すぐに延焼して一気に大規模の火事に発展する恐れも。火を使用する際、近くのものに引火してしまう危険性を下げるためにも、ものを散らかさないよう整理整頓しておくことが大事となります。

また、コンセントとプラグのすき間にホコリが溜まることで、発火が引き起こる「トラッキング現象」の発生を防ぐ為にも、普段からの掃除が重要になります。トラッキング現象はいつ発生するか予測できず、発火の程度や状況によっては、コンセントの周りが焦げ付く程度から大きな火災に発展します。電源プラグをコンセントに差し込んだまま、長年使い続けている家電製品などは掃除の時にも見落としがちなので、特に注意が必要です。

家の掃除や片付けは、屋内だけではなく、屋外も行いましょう。枯れ葉や枯れ草は燃えやすく、火事の大元や燃え広がる原因となります。そのほかにも、落ち葉や新聞紙や雑誌、ゴミなどが置いてある庭は、放火のターゲットになりやすいとされています。家の周りには物を置かないようにし、こまめに掃除をするようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?

今回は火災と乾燥の関係や、火の燃え広がり方、火事の対策についてみてきました。

乾燥してくると火災が起きやすく、さらに規模が大きいものへと発展しやすくなります。ちょっとした火種やボヤから、命を脅かすほどの火事につながる可能性が高くなってしまいます。火を扱うときは火の元に注意することはもちろん、消火器の設置や防炎製品の使用、そして家の掃除・整理整頓など普段から火災へのリスクを考え、対策を施しましょう。

自分で掃除や片付けるのが難しい場合は、業者に依頼することも検討しましょう。費用はかかりますが、自分で行うよりもスピーディに確実に綺麗にしてもらえます。また、掃除だけではなく、不用品の回収・買取や消臭、除菌、水回りのクリーニングなど素人だけではできない作業も対応してもらえます。

なお、不幸にも火事が発生してしまった場合の部屋の掃除・片付けも、業者に依頼することがオススメされます。個人で火災後に煤の掃除を行うには時間や体力が必要で、かつ煤の範囲が広い場合は完全に煤除去・消臭を自力だけで済ますのは難しいといえます。「煤汚れ」「焦げ臭さ」がひどい場合は、部屋の全面リフォームも視野に入れつつ、業者に頼むことで煤による汚れや臭いを取り除くことが一般的です。

弊社ロードでも、家財整理から清掃やごみの処分まで、総合的なハウスクリーニングを承っています。また、火災現場の消臭・清掃・復旧作業についても、ボヤから大規模火災まで対応しております。当社では、特殊清掃などのご依頼も承っており、そこで培った知識・経験を活かし、様々な場面での清掃に幅広く対応しております。お見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

ロードでの対応エリアは関東1都4県【東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・山梨県】、関西2府4県【京都府・大阪府・滋賀県・奈良県・兵庫県・和歌山県】となっております。一部対応していない地域もございますが、臨機応変に対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください。

火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである弊社がサポートいたしますのでお問い合わせください。そのほか、ロードでは、家財整理から不用品の回収、ハウスクリーニング、消毒作業などを承っております。不用品の中で買取できるものがあれば、お値引きすることも可能。清掃・消毒作業や不用品回収等をご依頼、ご検討の方は、ぜひロードまでお問い合わせ下さい!

「高齢化社会」とはよく耳にすると思います。まず、高齢化には明確な定義はありませんが、0~14歳を年少人口、15~64歳を生産年齢人口、65歳以上を高齢者人口とした場合に、総人口に占める高齢者人口の割合を高齢化率と言い、7%以上なら高齢化社会、14%以上なら高齢社会、21%以上なら超高齢社会とされているようです。

「令和2年版高齢社会白書」によれば日本の高齢化率28.4%で、超高齢社会に突入しています。そのため、わが国では高齢者の単身世帯も増えてきています。それに伴い、高齢者の孤立死と考えられる事例が多数発生しています。「孤独死」に関しては最近ではよくメディアで取り上げられるようになりました。

2018年の東京23区内の65歳以上・一人暮らしの方の自宅での死亡者数は、3,179人(東京都監察医務院公表のデータ)。 医療機関ネットワーク事業の参画医療機関から国民生活センターに提供された事故情報によれば、65歳以上の方の住宅の屋内での事故発生の割合が、20歳以上65歳未満の人よりも高く、孤独死を身近にとらえる高齢者の方も少なくないでしょう。

ただ、孤独死は高齢者の方に限ったことではありません。死因も病気や不慮の事故、事件もあれば、自殺によることもあります。日本の自殺者数は年々減少傾向にあるものの、依然その数は 世界各国のなかでも多いです。

孤立死の発見までの日数は、多くは死後経過2~3日ですが、1週間から1か月経過してからの発見も少なくないそう。(東京都監察医務院:2018年)また、発見原因は音信不通・訪問時の異変や現場からの異臭などが挙げられます。異臭からの発見は、気温が上がってくる春先から夏場に集中し、気温が高いほどご遺体の腐敗進行状況が早く、死臭や虫の発生も通常より早期から始まってしまいます。

「特殊清掃」「遺品整理」のニーズが高まっている 


亡くなられてからの発見が遅れるほど、部屋を元のきれいな状態戻すには通常の清掃作業だけでは難しく、「特殊清掃」が必要になってきます。特殊清掃とは、自殺や孤独死などで亡くなられた方のご遺体が発見された部屋など、物理的・心理的な面から通常の対応が困難な場所を、専用の器具・洗剤を使用して行われる清掃のこと。

特殊清掃が必要なお部屋に入ることは、臭いや虫、二次感染の観点から大変危険な行為であり、入室できる状態にするため除菌や消臭が大切です。また、賃貸住宅などですと、部屋の原状回復(が出来る状態)が必要となってきますので、本格的な清掃・消臭が必要になってきます。

ご遺体の発見されたお部屋や事件・事故現場に置かれた遺品に、異臭が移っていることも。そうすると遺品整理はなかなか進みません。多くの特殊清掃業者は、遺品整理業者も兼業していますので、特殊清掃と遺品整理を同時に依頼するといいでしょう。お部屋の清掃・消臭と同時に、遺品の仕分け、消臭、搬出などもしてもらえます。

故人の遺品には想い出がたくさん詰まっています。遺品整理を始める前に、遺しておきたいもの(捜索品など)などを確認し、事前に業者と仕分け作業の打ち合わせをしましょう。

コロナ禍で変化も?


新型コロナウイルス感染症拡大により、孤独死の現場にも変化が訪れています。

人と一定の距離を保つ「ソーシャルディスタンス」や外出を自粛する「ステイホーム」などコロナ禍で新しい生活様式が生まれてきました。そのため、地域の見守りが困難になり、また近隣住民が気付く機会も少なくなり、室内で亡くなった方の遺体が長期間発見されないという事態が起きているようです。

また、孤独死で亡くなられた方が新型コロナウイルスに感染していた事例も発生するなど、これまで以上に感染症の感染リスクに注意する必要性が出てきています。

一人暮らしであっても、買い物や地域の集まりなどの普段の生活のなかで、知り合い同士でその安否を確認できていました。しかし、不要不急の外出自粛で会っていないことに疑問を抱かず、発見が遅れるケースが。また遠方に住むご家族もそう簡単に会いに行けなくなっています。

最近では、さまざまな場面で活用されるようになったZoomなどを使った新たな見守りの形も登場してきているそう。高齢者の方には馴染みの薄いものだったITですが一度覚えてしまえば扱いやすく、なかなか直接会いに行けないコロナ禍のなかでは、見守り等の支援の手段として非常に有効なものとなっています。

孤独死など、特殊清掃や遺品整理が必要になる場合は、突然の事で動揺されていると思います。「どう対応すれば良いか分からない」「緊急を要するけれどどこにお願いすればいいか…」とお困りであれば、当社までお声掛けください。

特殊清掃・遺品整理について疑問点やお困りのことがあれば、株式会社ロードまでお気軽にお問い合わせください!

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